托鉢は、タイの仏教徒の間で最も一般的に行われている習慣の一つです。仏陀の教えを学び実践している僧侶に食べ物を施すことで、僧侶を支える大切な行為です。
同時に、私たちは人に与えること、そして手放すことを学びます。
托鉢
夜明けから午前7時頃まで、僧侶たちは裸足で托鉢用の鉢を持ち、寺院周辺を歩きます。列の先頭には年長の僧侶が歩き、その後ろを若い僧侶たちが続きます。
僧侶は自分で食事を作ることはありません。出家者は在家の人々の施しに頼って生活しています。そのため、僧侶は人々から施されるさまざまな食べ物を受け取ります。
米はタイで最も一般的な主食なので、通常はご飯やさまざまなおかずを僧侶に施します。
タイ北部や東北部では、白米の代わりにもち米を施すことが一般的です。
最高の食べ物を施す
![]() |
タイの人々は、私たちを苦しみから解放へ導く仏陀の教えに身を捧げる僧侶を深く敬っています。僧侶たちは長年にわたって教えを学んだ後、その教えを在家の人々に伝えます。
そのため、タイの人々は自分たちが持っている中で最も良い食べ物を僧侶に施すことが多いです。
時間に余裕のある人は、早朝からご飯を炊き、料理を準備します。
ご飯が炊き上がると、鍋から一部を取り分け、僧侶に施すために用意します。
カレーや揚げ魚など、ほかの料理についても同様です。料理の一部を取り分け、托鉢のために袋などに入れて準備します。
果物も僧侶に施すために、丁寧に選びます。
美しく質の良い食べ物を施すことで、来世では美しい姿に生まれ変わることができると信じているタイ人も多くいます。
托鉢で食べ物を施す
![]() |
托鉢のルート沿いに家がある信者は、自宅の前で僧侶を待ちます。また、僧侶が通る道路沿いの場所まで出向いて施しをする人もいます。
食べ物を施す際には、靴を脱ぎ、上半身を少し下げ、胸の前で手を合わせます。タイ語では、この合掌の仕草をワイと呼びます。
托鉢用の鉢がまだいっぱいでなければ、僧侶が蓋を開けて食べ物を受け取ります。
通常は最初にご飯を施し、その後におかず、デザート、果物、水やその他の飲み物を渡します。鉢がいっぱいの場合は、施し物を蓋の上に置くこともあります。
また、寺院の仏像の前に供えるため、花束を施す人もいます。
最後に僧侶にワイをし、僧侶から短い祝福の言葉をいただくこともあります。
現代の課題
タイで暮らしたことがある人なら、タイ料理がとても甘いことに気づいているでしょう。
これは僧侶にとって問題になることがあります。善意からお菓子やデザートを施す人が多く、托鉢用の鉢が甘いものばかりになることがあるためです。こうした食生活は、僧侶の肥満につながる一因となっています。
タイ文化を学ぶ
この記事を楽しんでいただけましたか?バンコクで学ぶタイ語やタイ文化について、私たちのブログでもっと詳しく学んでみましょう。

